行政法と行政行為について

行政法という名称の法律は実は存在しません。
ですが、公務員試験や行政書士の試験などで知識を問われることが多いです。
是非知っておいてください。
今回は行政行為とは行政の行為のうち、どのような行為をいうのか、民法上の契約と比較しながら話をしたいと思います。
行政行為とは行政庁が法令に基づいて一方的に国民に対して、その権利義務や法的地位を具体的に変更する法的行為です。
一方、民法上の契約は当事者間の意思表示の合致によって成立するため、双方の意思が尊重されるます。
行政行為のように一方的ではないのが契約の特徴です。
では行政行為の意義は、どこにあるのでしょうか。
例えば、空港を建設するために土地が必要な場合に、地主が土地を売らないと言えば、民法上の売買契約は成立をしません。
これでは土地の取得ができません。
そうなると公共事業を進めることが困難になるのが分かるはずです。
そこで、このような場合には土地収用法によって地主の意思に反しても土地を強制的に取得できることを認めているのです。
行政行為でも行政契約や行政指導などの法的効果を生じない事実行為、一般国民の権利義務を具体的に変更するものではない行政立法などは行政行為に該当しません。